[レポート]第19回 JAWS-UG札幌 勉強会に参加してきました #jawsug
こんにちは、菅野です。
今回は「第19回 JAWS-UG札幌 勉強会」のレポートとなります。
アジェンダ
- AWS最新動向
- AWS事例紹介
- なるほどわかった! Auto Scaling
- ACMで作成するSSL証明書の活用
- 私はこれでJSONをやめました
- AWSサポート ビジネスプランを契約した話
AWS最新動向
スピーカー
- アマゾンウェブサービス株式会社 齊藤 英輔 氏
Amazon ビジネストピックス
AWSサミットからのお勧めネタ
- 手頃な Workspaces 事例が続々
WorkspacesがAWSを選択するきっかけにもなっている
PCの紛失リスクに備える目的が多い - Redshift/Aurora の破壊力
クラウドとは無縁だったお客様にも採用が決まる
コスト削減を目的としてAuroraへの移行が増えてきている
DMSを使って移行コストも下げることができる - 大が小を食う時代
Lambdaを使ったサーバーレス構成を活用してコストダウンをする事例について - Web API で新しいエコシステム
AWSのユーザー同士の新しいビジネス構築の事例について - AWS Summit Tokyo 2016 弊社レポート
AWS Cloud Roadshow 2016 札幌 開催
- 2016年10月12日(水)ニューオータニイン札幌
- 来場無料
なるほどわかった! Auto Scaling
スピーカー
EC2 の Auto Scaling とは
- EC2インスタンスの台数を自動で増やしたり減らしたり出来る
仕組み
- Auto Scaling Group が実行する
- CloudWatchのアラートや時間指定で実行できる
利点
- 数字を増やすだけですぐに台数を増やせる
- 必要な時だけ増やせべいいのでコストを抑える事ができる
- ELB上のインスタンス維持にも使える
活用例
- 平日の営業時間帯以外は台数を減らす事でコストカット
- 急なアクセスに対応させる
設定方法
- 慣れてくると5分くらいでできます
考えるポイント
- スケールアウト、スケールインの条件とタイミング
- システム維持に最低必要な台数
- どのくらいアクセスが来るのかを予測しておく
- おさいふの中身との兼ね合い
設定のポイント
- AMI 作成は「再起動しないで作成」で実行してもオリジナルに変動するデータがなければ大丈夫
ハマりポイント
- 早めにスケールアウトさせる
- ELBのヘルスチェックをゆるめにする
- 一度起動したインスタンスは1時間は稼働させ続ける(課金単位が1時間なので料金は変わらない)
- たまに起動失敗する事がある(インスタンス売り切れ)
向かない場合
- 急激なアクセス増で短時間しか継続しない場合は間に合わない事がある
ACMで作成するSSL証明書の活用
スピーカー
- 株式会社アグレックス 和田 郁奈 さん
AWS で SSL証明書の作成ができるように!
- 5月に東京リージョンのELBでも適用可能になった
- 証明書は無料
業務への活用を考える
- 社内で利用する開発環境に使う
- 検証環境をお客様へ見せる時にオレオレ証明書だとエラーが出るが、それを回避できる
作成方法
- 申請は簡単
- 数分後にメールが届くので承認する(ドメインの管理者に届くので注意)
- ワイルドカード証明書も作れる
設定方法
- ELBに証明書を設定する(リスナータブ)
- 適用は選ぶだけ
他のサービスと比べてどれくらい簡単か
- 必要な情報はドメイン名だけ
- 必要なステップは申請、メール受信、承認だけ
- 期限切れ前の更新作業は不要(自動更新)
ACMでできないこと
- DV証明(EV証明は無い)
- シール表示が無い
実用化の検討
- 開発・検証環境
費用をかけずに本番に近い状態を実現 - 本番での利用・運用
コスト削減
設定ミスなどのリスク低減
Webサイトの一部にだけSSL通信をしたい時に費用を掛けずに済む
SEO的にも若干効果がある(Google)
私はこれでJSONをやめました
スピーカー
CloudformationのJSON
- 場合によっては数千行にもなる事があって大変
Kumogata の利用
- JSON以外で書いて変換する事でCloudFormationで使える
- プラグイン形式で方式でフォーマットを増やせる
- 設定ファイルを分割する事も可能
- もうすぐVer2
- Rubyで記述できるので変数やメソッドが使える
- Webサイト
AWSサポート ビジネスプランを契約した話
スピーカー
- サンタイ株式会社 水口 孝之 氏
問題解決の手段
- AWS インテグレータ(クラスメソッド等)
- AWS ドキュメント
- ナリッジセンター
- よくある質問
- フォーラム
- AWS サポート
AWS サポートについて
- サポートの種類で以下が異なる(一例)
- アクセス方法(メール、フォーム、TEL、ライブチャット)
- サポートの時間帯
- サードパーティソフトの対応の有無
- TAMの有無
- Trusted Advisor の項目数
- 質問できる内容も異なる
- 料金
緊急度について
- サポートケースによって緊急度を指定できる
サポート対象外
- コードの開発
- アプリのデバッグ
- 管理作業
- クエリのチューニング
サポートプラン購入について
- 月単位の契約で即開始・終了できる。
- リザーブドインスタンス(RI)購入時は注意
サポート料金の計算には RI の購入金額も使われる
サポートの印象
- 日本人だと思う
- ライブチャットが便利(内容も残る)
- 対応が早い
まとめ
- 価値はある
- RI利用者は初回お支払い額要注意
- サードパーティソフトのサポートもしてくれるのがいい
さいごに
「第19回 JAWS-UG札幌 勉強会」のレポートでした。
まずは、今回の勉強会の企画・運営をしていただいた方々へお礼申し上げます。
勉強会は60名定員で満席、懇親会も空きが無いというという盛況ぶりで、定員いっぱいになったために参加できなかった方も多かったのではないでしょうか。
今回参加できなかった方、このレポートを読んで興味を持たれた方は、次回の開催が決まったら「早めに」申し込みましょう。
すぐに満席になってしまいますよ!
個人的な話
- 「Kumogata」を使ってみる!
- 帰りのエレベーターで一緒になったサンタイ株式会社の水口さんに「RI 購入時のサポート費用」についてちょっと質問したら急いでるであろうにも関わらず親切に回答していただきました。ありがとうございます!